アニメ魔法科高校の優等生の愚痴
魔法科高校の優等生のアニメの深雪さんがひどかったので、愚痴を書きます。
・Aパート
開幕早々発情しているように見える下品なお色気シーンが来て気分が悪くなりました。個人的意見ですが、魔法科は硬派な作品ですし、肌の露出を控えるのが一般的な世界観で貞淑な女性が多いので、こういう視聴者を集めるためだけの無意味で下品なお色気は不似合いだと思っています。(OPのほのかの露骨な乳揺れも不快でした)
・「今日も私を見てくださらない…春から高校生なのにまだ子ども扱いなのですね。」「少しは成長していると思うのですが…もうすぐ私の…」
このモノローグは優等生原作にはありません。
優等生アニメの深雪さんは優等生原作よりも欲張りで子供っぽくて落ち着きのない女の子にされていてすごく残念です。女として見て欲しいと思うのはまだいいとして、誕生日に何かしてほしいとまで考えているのはあまりにも深雪さんにしては図々しくて解釈違いです。
というか達也も言ってますけど、司波兄妹がお互いの誕生日を忘れるなんてありえないので、こういうやりとりが生まれてるのも解釈違いですね。この二人なら当然のようにプレゼントを用意する前提で話をするでしょう。言葉が無くてもお互いの考えていることが分かるくらい仲良しなことから『血の繋がった夫婦』とファンに呼ばれているくらいなのですから。
・「私は…お兄様がくださるものでしたらなんでも…」
モジモジして発情した顔をして下品ですね。達也と二人でショッピングなんて何回も経験しているでしょうに、こんなに言いどもっているのが謎なんですよね。達也に「それじゃあいつもと同じだろう」(優等生原作のセリフ)と言われるくらいなので、司波兄妹が二人でデートまがいのお出かけをするのは普通です。アニメは解釈違い。ただ頬を赤らめたエロい顔を出したかっただけなのでは?と邪推もしたくなります。
対して優等生原作ではCAD調整シーンではなく制服姿です。深雪さんの中学時代の制服は3種類あり、優等生での制服は上下白色のセーラー服で高級感と清楚なイメージを与えています。
誕生日は兄と二人で過ごしたいと言うシーンではアニメとは違い姿勢もまっすぐで落ち着いていて、「誕生日に兄と過ごせる、それだけでとても嬉しい。それ以上は望まない」という謙虚さと兄への静かな愛が垣間見えます。優等生の評価が高いのはこういう司波深雪の理解度の高さゆえなのです。アニメはちっとも分かってないみたいですが。
・このお顔はとても良いのですが(この顔が綺麗な深雪さんのピーク)
すぐさまピョンピョン跳ねてて淑女さが急降下してますね。嬉しいのは分かるんですが。解釈違いです
あと司波深雪ほどの美少女が駆け回ってピョンピョン跳ねてたり頬を赤らめてるのに、街中のモブが誰一人深雪さんを見ていないのは違和感があります。
・「私は、お兄様と一緒ならどこでも……」(間13秒)「どうした?」「なっなんでもありません!」
もっとも敬愛する兄との会話(しかも兄が自分を想っての質問)だというのに、自分が兄と恋人のように腕を組みたい欲望にかられ、受け答えを疎かにするという謎改悪。最後の顔にも淑女さがない(そもそも深雪さんは表情豊かなキャラではない)。解釈違いです。
優等生原作では達也との会話を切ったりしていません。
・「同い年だけど、それは今日からお兄様の誕生日までの約1か月だけ。」「これ以上のことを望むのはわがままでしょうか…」
兄と過ごせるのなら「それ以上に望むことはなかった」と思う優等生原作にたいし、アニメではそれ以上を望んでいるという改変。慎ましさがなくなっている。解釈違い。
あと微妙に会話の流れがおかしいですね。自分たちが年子であることの解説の後に「それ以上のこと」とは?何を指す?流れで「兄妹以上になりたい」という文脈は分かりますが。
・水着試着シーン
ポーズは同じなのですが、優等生原作が兄の見ていない試着室の鏡の前でどう見えるかポーズを変えて試行錯誤しているのに対し、アニメでは前かがみになって胸を寄せあげたりして兄に色っぽく見えるようにポーズを決めている…と違いがあります。同じポーズなのに誰に向けてポーズしているかでここまで品が変わるものかと…エロ重視でいきたいスタッフの拘りを感じます。私とは解釈違いですが。
あとやたら声の演技も上ずっているとういうか落ち着きがないんですよね。「…え?失礼しました💦」のあたりとか間抜けっぽくて…。というかこのシーンで深雪さんが謝る要素一つもないんですよね。勝手にギャラリーが騒ぎ出したので。優等生原作にはこのセリフはありません。このセリフの追加のせいで深雪さんが兄にエロい恰好を見せたいばかりに周りを考えない幼稚な女の子みたいなイメージ付きやすくなっちゃうじゃん…と思ったり。私には改悪ですね。
・「私とお兄様が恋人同士に見えるということ?!」
この顔下品すぎる。「にへにへ」みたいな文字が付きそう。淑女なのにね…吐き気がしました。
もちろん優等生原作ではそんな顔させてません。アニメのように大げさに表情も仕草も動かさず、「ほわ…」とじんわり顔が赤くなっていく様子が表には出せない嬉しさがにじみ出ててる感じがして可愛いですよね。なぜこれを参考にしなかったのか。
あとアニメでのこのシーンの「ぷ~~~~ん」みたいなアホっぽいBGMもすごく品性を下げていますね。
・達也に見つめられてキスされるのかと勘違いした深雪さん
顔の作画…どうしたよ…もありますが、優等生原作にはキスされると勘違いするシーンはありません。優等生原作で「兄に見つめられて恥ずかしくなり、赤らめた顔を隠すように慎ましくすこし俯ぎがちになる」と上品に描かれているのに、アニメではなぜか街中で急に兄がキスをしてくると勘違いをするという間抜けな女の子に改悪されています。そんなに深雪さんを周りの見えていないアホの娘として描きたいのか…。
あと細かいんですが、この後のシーンの達也に髪飾りが似合うか鏡を勧められたところで、達也の会話を遮るように口を挟んできてる深雪さんも解釈違いでした。始終落ち着きがないようで嫌。優等生原作ではもちろん口を挟んでいません。
・Bパート
・「魔法による放火、幼子への攻撃、そして…よくも…よくも…お兄様からいただいた髪飾りを…!」
優等生原作ではここで子供は出てきませんし、髪飾りも柱の裏に置いてきているので持ってきていません。アニメ的に見映えが出るように改変したのでしょうが、子供の追加はまだしも髪飾りのくだりの追加は少々深雪さんの行動の意味や真意が変わってくるなと思いました。
「魔法師が兵器としてではなく、人として生きられるように」という理想をもとに司波深雪は行動しています。兄や親しい人が兵器利用でつらい目にあってきているのを彼女は見てきています。発火魔法を使った犯人の魔法師も魔法師が兵器として使われている世界の犠牲者であり、司波深雪にとってはただの犯罪者ではないのです。
ゆえに優等生原作での司波深雪は犯人を憐れんでいますし、達也に倒された後も死んでいないか心配すらしています。同情的です。
ですがアニメでは無差別に火事を起こすどころか大事な兄からもらった大事な髪飾りを燃やされた「怒り」がピックアップされて描かれてしまっています。これでは周りに認められない「怒り」で放火を起こした犯人と大差がなくなってしまいます。司波深雪の「信念」ではなく「私情」が表に出てきてしまっており、司波深雪の行動の真意からブレてしまっていると思います。改悪。
あと細かいんですが、深雪さんが広域に領域干渉してるのに深雪さんの手元にある髪飾りに火が付くのはおかしいんですよね…火が付いた時点で事象干渉が成立しているわけで…演出のためとはいえ…優等生原作では一切火はついていません。
・「心配するな。叔母上のことなら大丈夫だ~~~葉山さんもそのために来ている」「そ…そうですか…」
司波深雪にとって四葉家は絶対に逆らえない存在であり、畏怖の対象です。四葉家に兄が借りを作ることはできる限り避けたいのです。なのに達也から大丈夫だと説明されたとはいえあんまり申し訳なさそうな顔で「そうですか…」の一言で謝罪もなしに済ませているのが違和感ありました。
優等生原作ではそれを理解しているので、手が震え涙が出るほど危機感と申し訳なさを見せ、大丈夫と分かれば体の力が抜けるほど安堵させています。
アニメの描き方では兄に迷惑行為を働いたことを反省しないどころか、そのあと追加された達也の慰めセリフも相まって、私情で動いてやらかした子供を保護者が甘やかして宥めているように見えて、良い追加には思えませんでした。
1話内でこんなに顔が違うのも凄いですよね。この令和の時代に。作画監督が仕事してないのか…予算がないのか…
あとこの発情顔、下品なのでやめて欲しいですね。やめて欲しいといっても最後までこの路線なのでしょうが…
最後に原作小説の司波深雪の美少女描写まとめ(魔法科高校の劣等生、司波深雪の美少女描写まとめ(既刊32巻まで) - メモ用 https://stbese.hatenablog.com/entry/2016/01/08/130940
と来訪者編アニメの深雪さんを貼っておきますね。
魔法科アニメ2期13話感想
サムネ用
脚本:中本宗応
絵コンテ:寺東克己
演出:名和宗則・三宅和男
演出補佐:羽迫凱
作画監督:橋本明日美、菊池康仁、高岡じゅんいち、山崎秀樹、ジミー・ストーン、豆塚隆
総作画監督:石田可奈
アバン
・兄の視線の先に気づき察して表情を変える深雪さん、良いですね。
・CADってこんな薄いカードにも情報入力できるんですね。カード型のCADは初?感応石を組み込んであるのかな?
飛行デバイスをなぜ複数持ってきていたのか…ビルでテロが起きるの予測してたんでしょうね。
Aパート
・前回も書きましたが、葉山さんと堂々話してて大丈夫なんですかね?あと水波ちゃんが脚閉じてないの気になる。メイドとして育てられたのにだらしがない。
・四葉家は進人類フロントのタワーでのテロ阻止をスポンサーから依頼されたんですかね?東京管轄は七草なので、七草家に話が回ってきそうですが、なぜ四葉が?
あとテロが起こりビルが破壊される可能性も考慮できただろうに、なぜ派遣されたのが葉山さんと水波ちゃんなんでしょう?もしビルが崩壊したとして、水波ちゃんと葉山さんにはテロや脱出をどうこうできる能力はありません。水波ちゃんはともかく四葉家の執事序列1位の葉山さんを失う可能性もあるわけで…初めから達也に依頼するってのもアリだったろうに…ガバを感じますね。
・ここの水波ちゃん、その場で挨拶してもいいのにわざわざ葉山さんの後ろに回って深雪さんの前に来てるんですね。深雪さん用の護衛だから深雪さんを優先したんでしょうか。
・魔法師ゆえ、精霊の眼で見られているのをなんとなく知覚できるんでしょうね。入学編にもそんなシーンありましたし。
・葉山さんの護衛として水波ちゃん連れてきたのに、戦闘能力のない葉山さんを一人にしていいんですかね?葉山さんとしては次期当主候補である深雪さんの護衛を優先するのは最もなことですが、深雪さんには達也がついてますし…。
・躊躇なく飛び降りるという選択肢を選び、躊躇なく壁に穴を開け、律儀に開けた穴を修復するの面白いw
・2キロの高さから飛び降りるのに躊躇なない深雪さん、この場慣れした感が良いですね。
・さりげなく達也が手を差し伸べていて、降りる直前に深雪さんが水波ちゃんのほうをみて気遣ってますね。
・階段を降りるときに深雪さんがスカートを持っているのですが、前部分は膝上くらいの丈なので持つ必要はないと思う…。
・害虫駆除のCMに出てきそうな絵面だ…
・「透視ですか?」と聞くあたり、水波ちゃんは精霊の眼のことは伝えられてないんですね。
・テロリストたちがなにかしたと思ったら普通に地震という自然災害発生でビックリしました。ここで???テロに巻き込まれているなかで自然災害が発生するアニメ初めて見ましたよ。
・震度4程度の地震でも止まって最寄りの回で降りられるエレベーターのシステムはいいんですが、崩壊しそうなときにエレベーター以外の脱出経路が非常階段しかないことになるんですよね。百単位の階層の階段を非常時に降りるのは…。地下にタワー安全装置として魔法師を配置する以外に、飛行魔法を使える魔法師を各階に配置したほうが良いんじゃないですかね?
・深雪さんがほのかと雫の心配をするので精霊の眼で確認をし冷静に状況を伝える達也と、友達を身をとても心配する深雪さん。達也がちょっと驚いた顔をしてるのがおもしろいですね。多分達也はほのか達には非常時用の飛行デバイスを渡しているので、万が一にはそれで脱出できると思っているのであまり心配はしてないんでしょう。でも多分深雪さんはほかの客たちの心配もしてる。深雪さんが達也の人間らしい部分を補ってるんだなあって感じ、良いですよね。
Bパート
・隠密行動してるのかと思いきやバタバタ足音立てて走ってるの笑ってしまうwこんなの絶対バレる、というか案の定バレてましたね。
・隠密続行かと思ったら今度は堂々と歩いてきてて、敵も見つけたとたん容赦なく撃ってきて笑える。
・武装した人が先行して安全確保してからリーダーが出てくるべきだろうに、リーダーが武装もせずに先行しててなんてガバガバ組織なんだ。
・カン・フェールを名乗っていますが編集部いわくメイジアンカンパニーに出てくる組織のフェールをリスペクトして勝手に名乗っているだけだそうで。https://twitter.com/straightedge_na/status/1342858714395463680?s=20
・わざと立ち去るふりをして敵に背中を向けているんですが、きちんと深雪さんの壁になるようにしてるんですね。
・何でしょうこの魔法。ダンシングブレイズそっくりですね。
・複数のCADを同時に発動するとサイオン波が干渉しあって魔法が発動しにくくなるのを利用した妨害魔法?ですかねこれは。
・ここ解説欲しいですね。4人がわざわざ岬寛に触れているのは同調させて4人の魔法演算領域を使って魔法を同時発動していたってことなんでしょうか?でも地下で気絶していた魔法師には触れてなくても魔法発動させているんですよね。一人の演算領域利用なら触れずとも可能で、人数が増えると同時操作が難しくなるから直接触れないといけなくなるんでしょうか?
あと気絶していても魔法演算領域を使えるのは、魔法演算領域が魔法師の無意識領域内にあるので、意識がなくても可能…ということなんですかね?謎が多い。
・ここもわりと謎なんですが、達也は触れるだけで相手の氏名とどこの研究所出身の魔法師かわかるんですか???精霊の眼ってどこまで読み取れるんです???
七草双子の乗積魔法に近しい能力を持っているっぽいのに岬はなぜエクストラなんでしょうね?かなり利用価値が高そうな魔法なんですが?フェールをリスペクトしてるのとなにか関係があるんでしょうか?
・エレベーター…ほのか達を心配する深雪さん…
・地下に続くワイヤーみたいなのを消した意味は…?
・ほのかが雫の手にある達也からもらったCADを握りしめているので、不安そうな顔をしていないんですね。
・「俺には決して背くことのできないものが二つあった。ひとつは、深雪を守りぬくという俺自身への誓い。そしてもうひとつは、深雪が俺に向ける信頼だ」
最愛の妹のために脳への負担を知りながら2キロのビル丸ごと再成するとこを決意してしまう達也。とんでもないシスコン…というよりそれが達也に残された唯一の人間らしさを引き出せる部分…追憶編映像化してないの痛いなあ。
・再成のシーンすごく綺麗ですね。音も良い。劇場版のベータトライデントに匹敵する作画なのすごいですね。最終回に相応しい。
・再成シーンをたくさんの人に見られているんですが大丈夫なんでしょうか?客には地下の魔法師が何とかしたと言い訳がきくかもしれませんが、地下で気絶してる魔法師は自分たちの功績でないのをしっているので…どう世間に説明するんでしょう。あとこの一件でこのタワーの安全性は問題視されたので…地下の魔法師の今後を想像すると可哀そうですね…
・膝枕、良い。
・お顔が良い
・お顔が、良い
内心「さすがはお兄様です」て言わないかヒヤヒヤしてたんですけど、言わなくてホットしましたし、嬉しかったです。特番で丹羽プロデューサーが「さすおにってあると気になっちゃうので…」って発言を信頼して良かったんですね…。ようやく魔法科アニメスタッフが魔法科は「さすおに」ネタに走らなくても面白い作品なんだと証明してくれた感じがします。
・で か い
・最後まで真夜さまの作画は崩れず美しいままでしたね。
・2096年4月8日。
・七宝くん!
・この四人に会話シーンあるの嬉しい。
・この真由美さんのポーズ、コミカライズを真似したアニメ1期のポーズを真似たものですね。
・比較
・意識しちゃってる真由美さん最高に可愛い。
・顔が嬉しそうでかわいい。
・この辺わりと小走りでいいですね。
・原作ではこの手紙をもらうのも、水波が司波家で暮らすのもパーティ前に判明してます。
。真夜からの手紙と聞いて深雪さんが動揺すらしてないのは違和感ありますね。でも怪訝な顔をしないのは水波ちゃんへの配慮のようで優しいですね。最終回を綺麗に占めるために暗い雰囲気は出さないように変更したんでしょう。
まとめ
★★★☆☆
・作画は綺麗だし再成のシーンは劇場版並みですごかったんですが、結局進人類フロントの目的がなんなのか、タワーの魔法師が人柱扱いなのは本当だったのかとか、見たこともない魔法とか、タワーの今後どうなったのかとか色々中途半端で消化不良感がいなめない。アニオリ三話必要でしたか?
総評
・深雪さんの作画がすごく改善されていて良かったのですが、作画資料に統一感がなかったのか、AパートとBパートで顔が違うというのはどうなんでしょう?でもすごい進歩だ。1期の頃発狂してた自分に教えてあげたい。
・BGMがクソすぎる。合ってない。台無し。
・暗い画面が本当に暗くて見にくい。
・特番の声優が「さすおに」をネタにしていたのが気に入らない。
・コミカライズそのまんますぎて味気ない1期と違って、アニメ化なりの工夫が見えたのはすごく良かった。
・魔法科の魅力か分かってない感じの1期と違って、2期は「パラサイトの解説」「リーナ可愛らしさ」「魔法の解説とエフェクト」に重点を置いて、何をしたいかハッキリしててとても魅力的であった。
・10話まではなかなか高評価だったんですが、残りのアニオリ部分でやはり良いと悪いが半々だなという結論になりました。アニオリで作者がなにをしたかったのか分かれば評価は変わるかもしれませんが、アニメ本編でそれが分からないと意味がない気がします。メイジアンの要素を来訪者編の時点でねじ込みたかったのかもしれませんが、尻切れトンボ感がぬぐえない…。
・1期に比べたらすごく良いアニメ化でした。ツイッターで情報を出してくださった副監督やイラストを乗せてくださった作画監督さんにはとても感謝しております。
・「さすがはお兄様です」を言わせなかったのが一番うれしい。
1クールすごく楽しめました。ありがとうございました。
優等生がアニメ化決定しましたが、優等生より追憶編アニメ化したほうが良いと思う…
・深雪さんまとめ
魔法科アニメ2期12話感想
サムネ用
脚本:中本宗応
絵コンテ:寺東克己
演出:三宅和男
演出助手:羽迫凱
作画監督:高岡じゅんいち、橋本明日美、山崎秀樹、菊池康仁、島田英明
総作画監督:石田可奈(Aパート)、豆塚隆(アバンとBパート)
原作12巻50p~93pの描写と似ている。
アバン
・初っ端亜夜子ちゃんのベビードール。エロいですね。色が赤なのが良い。足元にアングルくるあたり狙ってる。あとやっぱり亜夜子ちゃん豊満ですね。
・拗てる文弥かわいい。
・会話の内容はだいぶ説明口調でしたね。まあ説明ないと分からないんで仕方ないんですけど。わりと文弥は年の割に任務に割り切っている印象でしたが、正義感が強くて任務に影響してしまう一面もあるんですね。ちょっと意外。
Aパート
・2096年4月7日(土)。入学式前日。
・原作では4月5日の夜の雫の家でのホームパーティでしたが、アニメでは7日にオフショアタワーでに変更になってます。ドレスデザインはホームパーティの挿絵のデザインを改造したものでしょう。この挿絵のドレスが近未来なのに(USNAみたいに文化回帰してるわけでもないのに)中世ふうな広がったスカートのドレスで違和感ありまくりだったのですが、アニメはイブニングドレス風になってますね。これは改良。水波ちゃんのドレスが和服っぽくて首に貝殻付いててかわいいですね。
・にしてもドレスアップした司波深雪(絶世の美少女)がいるのに、モブの誰一人として彼女に見惚れていないのは違和感ありますね。アニメスタッフはやはり美少女描写の演出面に関心が薄いんでしょうか?
・達也のオフショアタワーの解説セリフがナレーションっぽくて、急にナレーション入れる作りにしたのかと勘違いしましたw
・魔法師が道具のように使われて達也は気にならないのか?と視聴前に感想で見かけたんですが、見てみると魔法師用の控室はバーみたいなのもあって豪華な印象ですし、地下シェルターもあって安全面も配慮されているようですし、常に魔法を使わされているわけではないし、あくまで「安全装置」として魔法師が使われているので、むしろ達也にとっては「兵器としてではない魔法師のありかた」の可能性の一つとして好印象か、もしくは高い関心を寄せるシステムなのでは…というのが私の印象です。
じゃあなんでテロ起こるんだろなあと、裏になにか陰謀がありそうです。
・解説に出てきた「めいしんこうか」ってなんだろと調べたら「励振効果」が正解ですかね?聞きなれない単語だ。と思ってたら副監督から「免震効果」と指摘をいただきました。ありがてえ~~
・こんな人の多い場所で葉山さんと会って大丈夫なんですかね?「達也殿」「深雪さま」どころか「叔母様」とまで言ってるし、音声遮断の魔法を使ったとしても読唇術でバレる危険性もある。そもそも四葉筆頭執事である葉山さんが護衛付きとはいえテロが起こる可能性の高い建物に来てるってのもなかなかヤバいのでは???
コミカライズ優等生1巻で、国防軍の暴走した調整体魔法師の情報を渡すために、テロが起こるであろうベイルズタワーに葉山さんが直接来ていたことがありましたが、指紋認証?が必要な厳重なセキュリティのある個室で会話を行っていたので…今回のこれはなかなかガバな気がしますね…
・葉山さんの「老婆心ながらご休養を充分とられたほうが良いかと存じます」って台詞、「ここでテロが起こる可能性が高いから、早く帰ったほうが良い」って暗に言ってるってことですよね。
・水波ちゃんと司波兄妹の初対面…ですが原作では追憶編(8巻)で会っているので初対面ではありません。なんで深雪さんが動揺しているのかアニメ勢にはサッパリだろう…司波兄妹が昔お世話になった、今は亡き優しいお姉さんと水波ちゃんが瓜二つ…とだけ分かっていれば。詳しくは8巻読んでください是非。単体でも読める作りなので。
・水波ちゃんの初出会いを変えるのは作者的にアリなんだ…ってのがちょっとショックでした…。追憶編は今の司波兄妹が再会した複数の人物にたいして過去回想を進めていくって構成で、作者自ら現実の水波と回想の穂波の対比する構成を壊してることになる。
・あと細かいんですが、深雪さんを間近で見た水波ちゃんが緊張することも美しさに見とれることもしてないの違和感すごいです。文庫に載っていない短編「ミストレス」に深雪さんに仕えることになった水波ちゃんの心境が描かれているのですが、深雪さんのあまりの美しさに心奪われ、司波兄妹の絶対的絆に憧れを抱き、深雪さんに仕えるのを心待ちにすると描写されているんですが、アニメではそんな感じは全くしませんね。残念です。
・水波ちゃんの挨拶の後に葉山さんがチラッと達也のほうを見るの意味深ですね。
・亜夜子ちゃんの髪のたなびきが細かい。
・今回黒羽姉弟の作画にかなり気合入ってますよね。この辺の動きとか美しい…
・ここの黒羽姉弟の活躍シーンは原作12巻のものとよく似ていますね。ちなみに原作では敵はUSNAで活動していた人間主義団体のメンバーで、場所は屋形船でした。
・原作12巻85p「ブレスレット型の汎用型CAD」。アニメの亜夜子は赤の装飾品が多いですね。
・擬似瞬間移動。亜夜子の擬似瞬間移動は洗練されていて、原作で文弥を屋形船に飛ばしたときは川面にさざ波すら立てなかったレベルなんですが、アニメのここは風で文弥の髪が動いてますね。文弥を驚かせるためにわざと風の制御をしなかった可能性もあります。
・驚き方が完全に女子www
・原作に無い黒羽姉弟のイチャイチャ増えてて最高なんですが、任務中バレないようにしないといけないのにこんなに騒いでいいのか気になってしまいますね…。
文弥くんは耳が弱い、覚えました。
・今回のアニオリ、当主になれない亜夜子が文弥を当主、または四葉の諜報員として教育していく側面もありましたね。亜夜子ちゃん、この若さで仕事に私情を挟まない冷静さを持っていて有能なんですよね。精神干渉魔法に適性があって恵まれた文弥と違い、自分の適性が分からず悩んだ時期があったからこそ俯瞰的に自分を見ることができるのかもしれません。好き。
・お顔が良い。
・文弥の衣装は挿絵参考ですが、亜夜子の衣装はアニオリですね。挿絵の亜夜子の衣装を魔法科の世界観に合わずダサいと思っていたので、控えめなゴスロリになって嬉しいんですが、四月なのに肩と胸元が露出していて寒そうですね…。
・ちなみに文弥は精神干渉魔法の適性は四葉でも1,2を争うほどで、亜夜子は事象改変の領域範囲なら深雪さんを凌ぐほどです。
・あと名字の「黒羽」は「四葉のクローバー」からきてるそうです。
Bパート
・88p「マットブラックのナックルダスター」
・原作12巻では出ていない「極散(極致拡散)」。指定領域内の任意の気体やエネルギーなどの分布を平均化して識別できなくする魔法。
・「擬似瞬間移動」。ぐるぐる輪のような演出が面白いですね。空気の繭の表現でしょうか。カメラが移動するような演出も面白い。
・この壁の中をのぞくマルチスコープみたいな魔法はなんでしょうか?原作では亜夜子がヘッドマウントディスプレイになっている眼帯で遠視していましたが、これは一体?
・弟に危機が迫った時に「文弥」ではなく偽名の「ヤミちゃん」って呼ぶあたり、心の奥では冷静さを保っているんだなあと感じましたね。
・ここ原作通りの真空チューブの表現があって好き
・わざわざ亜夜子が建物に入って文弥を回収してるので、擬似瞬間移動は飛ばす対象が亜夜子と近い距離にいないとダメみたいですね。知らなかった。
・ここそっくり。
・これ達也がパラサイト拘束してたやつと同じやつですねw
・達也「このサイオン波動は…文弥が誰かと戦っている…」
達也って2キロも離れた位置からサイオン波動感知できたんですか…?イデアから事象改変を辿って遠距離の使用魔法や使用者を感知するのは見たことありますが、サイオン波動から遠距離を感知するのは記憶にないですね…ありましたっけ?達也の精霊の眼はサイオン波動も感知可能?イデアの情報をサイオン情報に変えるのは見たことありますけど…んんん???
・さりげなく「いい手際だ…」って双子褒める達也w達也の双子の評価高いですよね。実際有能。
・達也「敵の正体は…進人類フロント、魔法至上主義の過激派か」
ここも謎なんですが、この敵が進人類フロントの工作員だと一目で分かったのはどうやって…?事前にメンバーの情報を仕入れていたのか…?
・「若じゃなくてお嬢様だろうが」wwwwwwww黒服三人衆面白すぎるwwwww
・亜夜子「ヤミちゃんもさわがないこと。いいですね。」
原作ではここで文弥の女装に関して同情的発言があったのですが、アニメは亜夜子の文弥教育を意識してか、騒いだことを窘める感じに変更されてますね。
・航くんは原作挿絵に似ていますが、北山夫妻は…なんでコミカライズを真似しなかったんでしょうね?スタッフにロリコンはいたけど人妻好きはいなかったんだなって感想見かけましたが、その通りだなと思いました。
・ここすき
・達也「深雪、進人類フロントという団体を知っているか?」
進人類フロントの解説のためというメタを抜きにして、深雪さんにわざわざ知っているかを聞くあたり、達也の深雪さんへの教育が見えて良いいですね。
・モブにしては顔の描きわけが丁寧ですね。女子みんな可愛い。
・最下層に人がいないか魔法を使っているこの人が、真夜の言っていたエクストラですかね?にしても今回出てきた魔法師、透視能力持ち多くないですか?結構ありふれた能力なんでしょうか?
・深雪さんの姿勢が淑女っぽくないですね。脚も開いてるし。雫のほうがお嬢様っぽい。
・Aパートもでしたが。今回たくさんモブが出てるのに描き方が丁寧ですごいですね。
・しかし女性が倒れたのにそばにいる男性どことか誰も彼女を心配しないのは怖い…。
・テロリストの発言に丁寧に突っ込みを入れる達也が面白いwwwしかし達也の言っていることが本当ならテロの裏になにかあるかも…と推測できますね。
まとめ
★★★☆☆
・これはもう来訪者編ではなくダブルセブン編では…?
・AパートとBパートで総作画監督が違ったが、一話のように劇的に作画が変わることがなく安定していたのは良かった。というか1話からこうしてほしかった。
・衣装のアレンジは良い。が一部のデザイン変更が微妙。
・黒羽姉弟の描写が良い。教育描写入れたのは良い判断だと思う。
・説明口調を増やして視聴者が理解しやすいようにする苦労が見える。
・原作と矛盾する描写は残念であるし、見たことのない魔法描写があり作者の解説が切に欲しい。
黒羽姉弟の活躍がアニメで見られてうれしいが、原作と矛盾が生じ始めていて素直に楽しめない傾向にある。アニオリ入れるなら来訪者編そのままやっていたほうが良かったのではと思ってしまう。今のところ・あと1話でどうまとめてくるか…
・深雪さんまとめ
魔法科アニメ2期11話感想
サムネ用
脚本:中本宗応
絵コンテ:寺東克己
演出:ジミー・ストーン
エフェクト作画監督:梅田貴嗣
総作画監督:石田可奈
作画:米澤優
作画お一人…。
原作11巻321p~348p&12巻25p~31pまで
アバン
2096年2月20日(月)
・リーナのモノローグはパラサイト撃破後、達也と別れたあとすぐだったんですが、アニメは一日たって入浴シーンが追加されてますね。
達也のシャワーシーンより見えにくいのおかしくないですか???
・ピンクなのがかわいい。タオル頭ぐるぐるかわいい。良い追加ですね。
・リーナの髪長いですね。ウェーブヘアだったら文句なしに親指立ててるんですが。(原作に波打つ髪とあるし、ストレートの深雪さんと対になるはずなので、リーナは本来縦ロールではなくウェーブヘア)
・睫毛ポイント
・原作の321p「彼女がやらなくても、あの二人がやってくれる。彼女が辛い思いをしなくても、同胞殺しの罪悪感に苦しまなくても、異邦人であるあの二人が」のあたりをカットしてますが、かわりに「私は、シリウス以外になってもいいんだ。」というセリフが追加されてます。
リーナが司波兄妹の「さすおに」のダシに使われているとか、リーナが役立たずとか、リーナとは何だったのかとかそういう感想みかけたけど、司波兄妹がリーナに匹敵するくらい強いからこそリーナは救われたわけで、決して司波兄妹の見せ場のために苦戦したわけじゃないし、魔法科の物語の主軸のひとつである「魔法師の兵器利用の宿命からの解放」を際立たせるキャラとしてリーナは重要なんです。
・顔に光があたる演出良いですね。
リーナのこのフラグが回収されるのは物語後半までお預けという…
Aパート
2096年3月15日(木)
・なんで卒業式にレゲエな音楽なんでしょうね?合ってなさすぎる。作曲家も「謎BGM」って言われて喜んでる感じなのが気持ち悪かったです。
・原作とコミカライズには無かった卒業生の様子が描かれてますね。良い追加。
・あーちゃんの泣き顔www
・達也は卒業式パーティで作業する深雪を待っています
・原作では「セラミックのカップ」「ソーサーではなく直接テーブルに置いた(ソーサーは最初からついてなかった)」とありますが、アニメではソーサーがありますね。(にしてもここの原作の、「ソーサーは最初からついてなかった」ってわざわざ書く佐島先生おもしろいな…)
・原作ではカフェテリアのシーンの前にパラサイトが盗まれた話が入ってますが、アニメは黒い羽根をきっかけに昨夜を思い出すという回想シーンとして間に挟んでますね。上手い。
・このシーン、深雪さんがくるまえに小早川(九校戦ミラージバットで落下した女子生徒)と達也が会話するシーンがあるがカットされてます。事故以来魔法が使えなくなった小早川に…という結構いいシーンなので是非原作で確かめて欲しいですね。
・原作に達也のセリフなし
コミカライズ「ここに転がしておいた二体のパラサイトが何者かに持ち去られている。気が付いたか?」
アニメ「封印したパラサイトがいない?」
台詞が短くなって、言い方に厳しい感じがなくなってますね。
・原作「達也、柴田さんと光井さんを責めないでほしい。二人が気を抜いていたわけじゃないのは、僕が保証するよ。封印済みの「器」が持ち去られたのに、僕も気が付かなかったんだ。僕の封印なのに…」
コミカライズ「達也、柴田さんと光井さんは気を抜いていたわけじゃないんだ。、僕も気が付かなかった。僕の封印なのに…」
アニメ「達也、柴田さんと光井さんを責めないでほしい。封印済みの「器」が持ち去られたのに、僕も気が付かなかったんだ。僕の封印なのに…」
・ここのエリカとレオのセリフはアニオリですね。幹比古を茶化して場を和ませようとしている雰囲気ありますね。良き。
・333p「弾む息の中から」とあるので深雪さんは兄を待たせないよう走ってきたのは確かなんですが、淑女さのかけらもない走り込みでビックリしました。おそらく真由美さんたちと途中まで歩いてきて、達也を見かけて走ってきたふうなので…もっと小走りなものかと…この時点で「あれ?今回の深雪さんやばくない?」と不安に思ってたんですが、まさかBパートでこれ以上の地獄があるとはこの時は予想だにしませんでした…。
・この時代の卒業証書は筒に入ってるんですね。筒型は減ってきているって話をよく聞きますが。
・質問するときに前かがみになる真由美さんあざとすぎる…。
・「魔法の持続時間を引き延ばすシステム的なアシストに関する、チョットした覚え書きです」
ドヤ顔深雪さんwww
・「恐縮です」で席を立つのは原作に描写がないので、コミカライズ参考ですね。
・達也のセリフにコクコクしてる深雪さんかわいい
・動きかわいい。リボンの動きが細かくてすごい。どの話でもリーナを可愛く動かすことには手を抜いてないんですよね。
・後ろの十文字先輩が卒業生の父兄にみえるwww
・う~~~~んかわいい
・衣装やポーズはコミカライズ参考ですね。動画で見たかった…
・2096年3月26日(月)
・339「彼の左右には深雪とほのかが、彼の前ではレオとエリカと幹比古と美月が座っている」
達也、深雪、ほのかの席順と、ほのかの前にエリカが座っている以外は原作に描写が無いので、コミカライズ参考ですね。服装も。よく見るとバッグのデザインとかちょこっと変えてるみたいです。
・「雫、そろそろ出てくるんじゃない?」はアニオリ。原作では雫の出迎えよりリーナの見送りのほうが先に来てます。多分Aパートの締めにリーナを持ってくるための変更。
・雫の衣装もコミカライズから。
・ほのかが「おかえり」と二度いうのはアニオリ。
・何気に配色が赤、青、緑でばらけていますね。ほかの話でもばらけていることがあったので、意図的に分けているのかもしれません。
・美月のネックレスに月が付いてる。美「月」だからか
・金髪キラキラ演出良いですね。こういうの好き。
・真っ先に察して引き留めるエリカ。やはりエリカは洞察力高いんですね。あとエリカだからこそ別クラスのほのかに声をかけられたってのもあるでしょう。美月やレオではできなかったはず。
・衣装は劇場版と同じですね。ここから帰国してすぐとんぼ返りするリーナを思うと…不憫可愛いですね。
・あんなことがあったのに明るく振舞えて、しかも日本が好きになったって言ってくれるリーナの天使ぶりよ…
司波深雪とリーナという二人の超絶美少女がいるのに背景のモブが一人も二人を見ていないのは違和感ありますね…。
・ここ劇場版と同じ「あっぱれ扇子」
・ここすき
・顔の描き方がずっと綺麗で良いですね。仕草はコミカライズそのままですね。
Bパート
・ここから来訪者編でなくダブルセブン編入ってますね。2096年2月ごろのお話ですね。水波の制服は深雪が中学時代に来ていた制服と同じみたいです。四葉の息がかかった中学校なんでしょうか?コミカライズは普通のセーラー服ですね。原作も描写は「セーラー服」です。
・12巻25p「白っぽい雪中迷彩を身に纏い、同じ色の背嚢を背負い、アサルトライフルと呼ばれる自動小銃を肩にかけて」
・27p「右に三人、左に三人、正面に残った四人のうち、二人は前に出て銃を構え」
アニメでは一度校門を通過して、四人だけ校門に戻ってきてますね。
・「ロケットのようなものをものを取り付けたライフル」
・26p「彼女が手にした機械は百年前の、情報端末が音声通話メインの「ケータイ」と呼ばれていた時代に「ストレートタイプ」という名称で分類されていたコンパクトな機種によく似ている。」
・原作通り二階。
・一発目が防がれたのを見て、次は四発で、原作通り。四発なら魔法防御を突破できると考えたんですね。
・一発目よりも手前で障壁画展開され、爆風と破片を浴びる敵。
・28p「銃を構えた男が踏み込む直前に」と原作にありますが、教室に踏み込んでますね。原作だと侵入者3人は教室に侵入する前に仕留められています。
。28p「ガラスの破片は教室の中に落ちることはなく、全てガラスを割った三人目に降り注いだ」
痛そう…目に刺さってますねこれ
・屋上の敵に落下する雪で気が付くとこ良いですね。
・ザイルでぶら下がって窓を割って侵入する三人、原作通り。
・ここの一回転して身をかがめるシーン好き。よく見るとこの制服スカートじゃなくてキュロットっぽいですね。
・対物反射障壁。侵入者の銃は対魔法用のハイパワーライフルなので、その威力をそっくりのまま反射されています。
・アニメで説明ないので伝わってない視聴者も良そうなんですが、先程の戦闘は演習でした。原作では、水波は敵を全員倒したのに演習終了の合図がないので、不安になって少しオロオロしてるんですが、アニメでは最初から最後までキョトンとした無垢な顔で緊張感がなく、説明もないのでちょっとサイコパスみたいに見えちゃってますね。かわいらしさを出したかったんでしょうか?
・2096年4月5日(木)
魔法科高校の新年度始業式の前日。入学式の三日前。
・ここの真夜さまの「この娘にしましょう」が謎なんですよね。最初「深雪さんのガーディアンとして」この娘にするって意味だと思ったんですが、4月5日なので入学試験に間に合わないので、おそらく「葉山さんの護衛として」って意味なんでしょうが、さっきの演習は二月の深雪さんのガーディアンになるための最終試験的なものなので、すでに深雪さんのガーディアンになれるくらいだと実力を把握してるのに「この娘にしましょう」って吟味するかたちなのおかしいんですよね。
アニオリ(原作者脚本)で原作と流れを変えるつもりなんでしょうか?
・2096年4月6日。この日が始業式なのは原作同様。
・ここ劇場版のラストと全く同じですね。
・ここの深雪さんの仕草、淑女さの欠片もなくて、解釈違いで脳が破壊されました。
・この両手をグーにして胸元に持ってくる仕草が、子供っぽくて淑女さがなくて(美人キャラにやらせる仕草として)嫌いなんですが、さらに前かがみになったりオーバーリアクションで。まるで1期の拷問みたいな動きで拒否反応がすごかったです。正直に言うと吐き気がしました。
動きとエンブレムの話と内容が似てるので、1期1話のオマージュ的なヤツですよねこれ。嬉しくないオマージュだ。
オーバーにキャピキャピ動かせば可愛いと思っているんでしょうか?明るくちょっとコミカルなリーナであればそれはマッチするのですが、司波深雪は作中何度も表記されているように大人びた要望の淑女で「静」の美人なんです。だから動きも演出も大人しくあるべきなんですが、スタッフはそう解釈してないみたいなんですよね。1期の頃から成長してないのかと思ったんですが、これは私の解釈に合わないというだけで、スタッフや他の視聴者から見たらこの動きが「大人びた淑女の美人」に見えているのかもしれませんね。
・静止画ですが、各キャラがどう進級したか分かって良いですね。平河がいるあたり丁寧。生徒会メンバーが変わったのに背景に一瞬流すだけだった1期横浜騒乱編とはえらい違いです。
・ここ、感想でカクついてるとか枚数足りてないとか言われてたんですけど、確かにここだけコマ送りみたいでちょっと違和感ある感じでしたね。淑女らしい動きを出そうとゆっくり動かしたけど枚数足りなかったのか、動画タイミングを合わせるために引き延ばしたのか、真相はいかに。個人的にそんなひどいカクつきじゃないので批判ポイントではないですね。さっきのキャプキャピにくらべたら淑女らしい。むしろ丁寧に感じる。
・原作では雫のパーティは4月5日だったけど、アニメでは7日に変更になっている?それとも原作にあったホームパーティとは別のパーティなんだろうか?
・ドアが上部に開く電車って面白いですね。実在するんでしょうか?
・黒羽姉弟めっちゃかわいい。亜夜子のリボンが赤なので文哉は赤の反対色の緑なんでしょうか?配色バランスが良い。文哉は華奢なのにカッコつけてる感じでコートの襟を立ててるのかわいいですね。
・今回の亜夜子ちゃんおっぱい大きい。やはり真夜さまに似ている。
・文哉くんちょうかわいい。アニメでも女装出るかも。楽しみですね。
・亜夜子ちゃんの笑い方が上品で小悪魔的で可愛い。
・でっっっっっか
・美少女にメイド服を着せて手招きする美女…エロい…エロくない…?
・可愛い。
声優はロストゼロと同じですが、瞳の配色は原作挿絵に合わせてきましたね。
・世界一高いビルが800メートルぐらいらしいので、東京オフショアタワーの2000メートルってすごいですね。2キロメートルって…
・新人類フロント…続編のメイジアンカンパニーに関わる話らしいのですが、まだ読んでないのでわからないんですよね…アニメ終わったら読まねば…
・ここまで詳細に数字落ち(エクストラ)の名字が出てるのは初なんじゃないでしょうか?貴重な資料ですねこれは。
・水波ちゃんが数字落ちのこと知らないってのがビックリだったんですが。数字付きでないと分からない情報なんでしょうか?深雪さんのガーディアンになる調整体魔法師なのに数字落ちすら知らないって不味いのでは?
・勘違い可愛い
・原作では4月5日の時点ですでに司波家に送られていて司波兄妹と過ごしているんですよね。アニメの水波ちゃんはまだ司波兄妹の家には行っていない?まだ判断できないですが原作とは変えてきそうですね。
アニオリを入れるのは良いんですが違和感がないように頑張ってほしいところ。全13話らしいので後2話どうまとめるのか気になるんですが、それよりもどう原作と変えてくるのか、そちらのほうが覚悟がいりそうです。
まとめ
★★☆☆☆
・Aパート、始終顔の作画が良くて良かった。
・BGMが合ってなさすぎる。
・リーナがよく動いて可愛い。毎話リーナを可愛く描くことには手を抜いていないのはすごい。
・深雪さんの仕草がひどい解釈違い。とくにBパートの動き。これが違っていればもっと評価は高かった。
・アニオリ挟んだせいか原作描写と違うところがあって不安。ほかにも謎な部分が多い。
アニオリ部分に不明な部分が多いので、あと二話どう出てくるかによって評価が変わりそうです。様子見。
・深雪さんまとめ
魔法科アニメ2期10話感想
サムネ用
脚本:中本宗応
絵コンテ/演出:ジミー・ストーン
作画監督:菊池康仁、橋本明日美、高岡じゅんいち、山崎秀樹、川口弘明、黒川あゆみ
エフェクト作画監督:梅田貴嗣
アクション作画監督:菊池康仁
総作画監督:石田可奈
総力戦…みたいなメンバーですね…
原作10巻226p~320pまで
アバン
・2096年2月18日(土)
・235p「陰のある儚げな美しさ」
憂いのある美貌を再現していて嬉しい。青みがかった配色と陰の入りがとても良い。1期じゃ絶対この顔を表現してくれなかっただろう。髪をいじるのはコミカライズからですね。
・237p「クルリと踵を返しながら」
アニメはそのまますれ違ってますね。「同じ方向へは共に歩んでいけない」って表現なんでしょうか。
・原作ではこのシーンの前に青木が魔法科高校にやってきて、ピクシーを真夜が欲しがっているから購入させてほしいと達也に交渉する場面がありましたが、アニメではそもそも真夜が青木にピクシー購入の依頼をするシーンがカットなので、ここもカット。
・あとこのシーンの後に真夜がパラサイトのサンプル入手を亜夜子に依頼するシーンがあるがカット。それと七草弘一がこの件から手を引く描写がある。
Aパート
・2096年2月19日(日)、場所は魔法科高校の野外演習場、人口森林。
・ほのかは美月のオーラ光を参考に光学魔法で映像をカメラに取り込み、達也たちに送っている。ほのかの魔法は邪眼といい、破壊力はありませんが悪用したら地味にヤバそうなのばかりですよね。
・周りに札が張られているのはアニオリですかね。
・249p「達也は手振りで移動を指示した。深雪、エリカ、レオ、そしてピクシーが頷く」
・250p「レオは左右に目を配りながら、深雪、ピクシーと速さを合わせて走り出した」
エリカとレオの顔が楽しそうなんですよね。さりげなく女の子の速さに合わせて殿(しんがり)つとめるレオかっこよすぎないか?前衛と後衛に男子がいるのが良い。
・レオが走り出すここ、カッコいいなあ。スピード感すごい。
・モブのくせにダンシングブレイズを回し蹴りで蹴り落とすのカッコ良すぎるのだが?
・すご…なんだこの変態作画は…すご…ヤバ…たった四秒なんですよココ…やば…すき…
・お顔が、良い。
・「擬似瞬間移動」、慣性中和と高速移動の複合術式。コイツが厄介なせいでリーナはパラサイトたちに決定打を決められないでいる。
・ここのダンシングブレイズの表現かっこいい
・今回アクションの気合いのいようがすごい
・コミカライズでは敵がエリカの動きに動揺して足を滑らせたのを好機にエリカが斬りかかりましたが、アニメは原作通りに着地の瞬間をピンポイントで捉えて斬ってますねえ。ちなみにエリカの持っているCADは「ミズチ丸」って名前。横浜騒乱編で使っていた「大蛇丸」の小型バージョン。
ここ必殺仕事人みたい。
・幹比古って呼ぶ達也の声が想像より血気せまってビックリした。今回の達也の演技は結構感情が籠っている印象がある。
あとここで幹比古が「了解」っていうのはアニオリ。
・封印の紋様はコミカライズからですね。
・ここでエリカが「どれどれ」と言ったり、肩にCADを置くのはコミカライズ参考。
・このへん高岡さんっぽいですね。
・エリカの刀にカメラ下がっていくの良いですね。
殺すことに戸惑いがあるリーナと、殺す覚悟の決まっているエリカの対比。高校生なのにそれぞれがこんな覚悟をしている魔法科世界の物騒さが際立ちますね…。
・原作ではレオ達は達也との合流せずに抜刀隊と戦っていましたが、アニメは最初から合流させてますね。
・「抜刀隊」の解説がセリフになってますね。九島の配下なのが映像になると分かりやすい。九島閣下がパラサイトに興味を持ってからわずか3日で部隊をよこしてきたので、達也にも予想外の刺客。
・エリカの刀抜き方かっこよい
・ここ何気に動きが細かくて好き。
・黄(緑)、青、赤で配色が戦隊ものみたいだ。原作だとエリカが助太刀に入るかたちなので「後を追わないとな」「そうね」の掛け合いはない。主人公を先に行かせる仲間って構図はなんだか少年漫画みたいな感じで、魔法科らしくはないんですけどBGMも相まってカッコいいですね。
・パラサイト6人、原作通り。
・「6体のパラサイトの魔法を止めるために深雪が魔法を放った」という説明と映像があるので「領域干渉」の解説は無しだったんでしょう。上手いと思いました。「何のために魔法を発動して、どう効果があったのか」を表現する説明の取捨選択と映像の組み合わせの塩梅が上手い。
「領域干渉」は簡単に説明すると指定範囲に「自分だけが魔法を発動できる空間」を作り出して、他者の魔法発動を阻害するもの。達也とリーナが魔法発動できるのは、二人が高い干渉力を持っているから。
・原作ではこのあたりから修次が登場しますが、アニメは修次全カットで悲しい。エリカの兄離れの話はとても良いので原作を読むことをお勧めしたい。
・土遁の出方が面白いwww
・パラサイトの吹っ飛び方wwwwwww
・ここの「しまった」は「殺してしまった」の「しまった」ですね。わりと分かりにくい。エリカはああは言ったものの達也にパラサイトを殺すなと言われたのを気にしてるんですね。
・刃物を持ってピクシーを襲おうとしたパラサイトを撃退したのは、原作では修次です。
・原作ではパラサイトの身体は破裂していますが、アニメでは燃えてますね。
・達也に呼ばれて嬉しそうなピクシー、アニオリですね。とてもいい。
・原作通りパラサイト2体。
・現状を把握しようとほのかが魔法でピクシーへ光の通り道を通したことで、ほのかからピクシーへのサイオン供給の回路を繋げることに偶然なったってシーン。だからほのかの髪飾りが光っているんですね。
Bパート
・原作通り9体。
・急に妖怪大戦争や怪獣映画のノリに
・9体パラサイト合体のパラサイトの姿はリーナには見えないが、なんとなく強い力がピクシーを覆っているのは分かる。パラサイトの見た目が違うのはここがリーナ視点の映像だから。原作に合わせた描写ですね。
・アンジーからリーナへの声の変わりよう、日笠さん本当にすごいですよね。
一瞬映る達也の顔もどこか辛そうなんですよね…
・原作「そうでなきゃ、ワタシは何でこんなトコにいるのよ!」
コミカライズ「でなきゃ、ワタシは、なんでこんなトコにいるのよ!」
アニメ「そうでなきゃ、ワタシは何のために日本に来て、同胞を手にかけているのよ!」
台詞が分かりやすいよう改変されています。すごく良い。涙の追加も良い。日笠さんの演技力と相俟ってすごく辛いし、美しい。
・原作には「次々と撃ち出される魔法」としかないので、魔法名が出るのはコミカライズ参考ですね。
・297p「深雪が「ソレ」の存在するであろうエリアを中心とする球体状の領域干渉フィールドを支え続けている」
映像では達也視点なので九頭竜のパラサイトが見えていますが、深雪さんはパラサイトを視ることができないため、パラサイトを抑える領域干渉がうまく指定できていないのです。全体を覆う領域干渉も可能ですが、それをやると達也とリーナの魔法まで阻害してしまうためできないのです。
・カットイン演出でほんとに少年漫画みたいな雰囲気にw
・やはり対妖魔用のCADは黒いんですね。
・達也がほのかにありがとうと言うのはコミカライズから。
・この炎は迦楼羅炎。5話でも使っていた術式です。
怪獣映画みたいですね。
・裸にする意味ははたしてあったのだろうか…表現の基本はコミカライズを真似ていますね。音楽と演出でさらに盛り上げていますが。
・301p「達也の左手は、深雪の頭を自分の胸に抱え込んでいた」「深雪の両手は、達也の胸に添えられていた」「達也の右手が「ソレ」を指し示していた」
・壮大な音楽と早見さんの静かな演技でコキュートスがすごく綺麗でカッコいい。「コキュートス」っていう前に一瞬BGMが止まるの良いですね。
・1期でもコキュートスを使っていましたが、あまりにもお粗末な描写でガッカリしていたので、2期のこの気合いの入れようが嬉しくて仕方ないです。(ちなみに原作でのコキュートスの描写にかけたぺージ数は同じ2ページです。)
・10話は常に星空の描写が美しい…舞う雪の結晶のようなものとあいまってとても幻想的。
・深雪さんは達也の視ている情報量の多さに酔っています。このあたりもコミカライズそのままですね。
・307p「いきなり我に返ってじたばたと腕の中で暴れだした妹に」
ここじたばたさせてないの英断。身を固くして恥ずかしがっていたほうが淑女らしいと思うので。
・ここすき
・309p「達也に抱きあげられた深雪だけが、兄の肩越しに、気遣わしげな眼差しをリーナへ送っていた」
・312p「優雅に見える仕草で膝を折った」
カーテシーですね。カーテシー大好き。コミカライズより描き方が上手い。亜夜子が着ているコートはコミカライズ参考。
・313p「挑発的でありながら、引き込まれるような妖しい笑み」「九島の眼には意図に相応しい眼光が宿っている。だがそれを前にしても、亜夜子の可憐でありながら同時に不敵な態度は崩さなかった」
・314p「亜夜子が強気な笑みを維持したまま、老人の眼光を正面から受け止め」
・ここで目元が隠れるの良いですね。
内心亜夜子はヒヤヒヤしているので、鋭い眼光と汗の表現は良かったですね。まだ中学生なのに大人と交渉できる亜夜子ちゃんの有能さよ…真夜さまが気に入るのも納得である。
・ここ微妙に幼いので、軍に入りたての頃かな?
・リーナの名前の由来、アンジェリーナ=天使で天の使いで、魔法世界に縛られているってのを表しているってのを今回はしみじみ感じて…良いネーミングセンスですよね。
・ここ拳を握りしめる仕草が良い。
魔法科世界の鎖からの脱出ってテーマ、入学編からほのめかしていたけど、来訪者編で達也と似た境遇のリーナが出てくることで本格的にスタートしていくんですよね。
まとめ
★★★★★
・スタッフ総力戦という印象の回だった。作画、アクション、BGM、声優の演技、どれも劇場版並み。
・キャラの顔が常に綺麗ですごい。コキュートスといい、気合いの入れようが全く1期と違う。溜飲が下がるようだ。
・演出が微妙に少年漫画や怪獣映画みたいで、原作では感じにくかった熱さや盛り上がりがあった。アニメでしかできないことを全力でやっているという感じで、アニメ化してくれて良かったと一番感じた回だった。
・欠点があるなら画面が暗いことと、過度な裸演出。
次回Bパートは作者脚本だそうな。楽しみですね。
・深雪さんまとめ
魔法科アニメ2期9話感想
サムネ用
脚本:中本宗応
絵コンテ:寺東克己
演出:加藤大志、江口大輔
演出補佐:羽迫凱
演出協力:名和宗則
総作画監督:石田可奈、豆塚隆
エフェクト作画監督:梅田貴嗣
原作11巻156p~226pまで
アバン
・比較
・159p「硬い表情で答える孫娘を、宥めるように九島老人は手を振った」
ここ伏線。来訪者編ですでに物語後半までの要素が詰め込まれてるんですねえ。
原作ではこの後に、フリズスキャルヴを使用しピクシーのサイキックを見た真夜が、青木にピクシーを買い取るように指示するシーンがあったがカット。ここで青木さんカットということは次回学校に青木さんが来るのもカットでしょうね。
青木っていうのはアニメ1期9話で出てきた四葉の執事の一人です。
Aパート
・パラサイトを拘束しているこれ、結束バンドですかね?ケーブルとかをまとめるやつ。原作には拘束具の説明はないんですよね。
・綺麗に並べてるのシュールw
・原作では達也の「しかしまずいな…」だけでこの場を離れたほうが良いと察する理解力の高い深雪さんが見られるのですが、アニメでは分かりやすさを優先してこの場を離れたほうが良い理由をセリフにしてますね。
・比較
・原作ではエリカは拘束されたパラサイトのほうを見ていますが、アニメではほのか達をみていますね。コミカライズ参考。
・原作167p「えっと、ミキのトコの倉に運ぶけど、いいよね?」
コミカライズ「えっと、ミキのトコの倉に運ぶけど、いいよね?」
アニメ「えっと、ミキのトコに運ぶけど、いいよね?」
倉がなくなってます。無くても意味は分かる。
「
・原作167p「もちろんだよ。そもそもこれは、本来僕たちの仕事だ」
コミカライズ「もちろんだよ。そもそもこれは本来古式術者(僕たち)の仕事だ」
アニメ「もちろんだよ。そもそもこれは本来僕たち、古式魔法師の仕事だ」
分かりやすいようセリフ変えてますね。
・原作168p「俺はついでかよっ」(地の文)
コミカライズ「俺はついでかよっ」
アニメ「ついで…」
反応が大人しくなってますねwかわいい
立ち位置はコミカライズ参考ですが、アニメは構図を変えて背景にパラサイトたちを映していますね。パラサイトをどこへ誰が運ぶかの会話なので、パラサイトと運ぶメンバーを一緒に移す構図に変更したんでしょうか。上手いですね。コミカライズそのままの真似でなく構図を変えてるところ好感が持てます。
・エリカ達の服装は11巻のカラーイラストからですかね。
・肩に手を置くのはコミカライズ参考
・168p「スカートが所々裂けているピクシーと、ハーフコートに不自然なスリットが複数追加されているほのか」
原作にタイツが破れた描写は無いんですね。コミカライズ参考。煽情的になってキャビネットで帰る必要性が増してますね。感想で「なんで再成でタイツ直さないの?」って言われてて笑いました。確かに。でもほのかが気絶してるし一旦連れて離れるのは妥当かと。
・ちょっと上目遣いで、ゆっくり瞬きした後小首傾げる仕草が可愛い。おめめウルウルでかわいい。
・171p「達也の言葉に、ほのかは目を丸めて絶句した」
・原作171p「起動式を展開する際にCADへサイオンを注入するプロセスに似ていた。呼び水…みたいなものかな。あるいは、共振か」
コミカライズ「起動式を展開する前にCADへサイオンを注入するプロセスに似ている。」
アニメ「起動式を展開する際にCADへサイオンを注入するプロセスに似ていた。呼び水…みたいなものかな。あるいは、共振か」
原作に合わせたセリフ。コミカライズそのまま真似している訳ではないのが分かりますね。
ちなみに「呼び水」っていうのはポンプとかから水が出ないときに、出るように少量入れる水のことです。誘い水ともいう。
・171p「ほのかが怯えを含んだ視線をピクシーへ向けた」
ピントがほのかからピクシーに合わさっていくの好き。
・比較
・ピクシーの唇の描き方がすごくマジコ先生っぽい。
・173p「警戒する小動物を宥める口調で呟く達也」
アニメはとても優しい顔つきになってますね。
・原作にセリフはない。
コミカライズ「護送車はまだ?」(エリカ)
アニメ「こいつら、どうやって運ぶ?」(レオ)
「ウチから車を出させるわ。それでいいでしょ?」(エリカ)
護送車って千葉家のとこのだったんですね。セリフになってるので車を待ってるのが分かりやすくなりましたね。コミカライズより分かりやすいかも。
・原作では偽警察は駆け寄ってきてますが、アニメは歩いてきてます。
自転車止めるとこまで丁寧に作画されてて笑いました。自転車描くコストが増えるだろうに、原作に合わせるためにわざわざ描いたんですかね。ありがてえ。
・174p「幹比古は顔に狼狽を浮かべ、レオはふてぶてしい嗤いを唇に刻み、エリカは無言で挑戦的な視線を向けた」
・175p「その肩を掴んで、グッと引き寄せる手があった。幹比古が振り返ると、レオが面白くて仕方ないという笑みを浮かべていた」
原作とコミカライズではレオが幹比古を止めていますが、アニメではエリカが制止してます。
・比較
・コミカライズを参考にしつつ構図を変えていて、めちゃくちゃカッコよくなってるんですよね。エリカの顔が本当に良い。
・原作だと「この2人は婦女暴行未遂の現場をあたしたちが~」で
アニメは「この3人の婦女暴行未遂の現場をあたしたちが~」で人数違いますね。原作のほうが誤字?
・エリカのハッタリがどこまでハッタリなのか様々な意見をみかけました。個人的には「この区画に警察はいない」は本当で、「婦女暴行未遂をあたしたちが取り押さえた」がハッタリだと解釈しました。
エリカが連れていたのは修次たちには内緒の私設部隊なので、「この区画に警察はいない」もハッタリだと解釈する方もいらっしゃいましたね。偽警察に自分と自分の兄(ばか兄貴なので千葉の長男のほうでしょう)を知っているか試しているような口ぶりにもとれるので…どちらが正解なんでしょうね。
・原作では幹比古はレオに肩を突き飛ばされてますが、アニメでは引っ張られてますね。アニメとコミカライズは幹比古は塀側に立っているので引っ張るのが正解なんですが。
・原作ではエリカも奇襲に気づいていて幹比古の名を呼んでいます。
・177p「拳は、襲撃者の身体を浅く捉えただけで引き戻された」
・178p「棍棒を手にした男が追撃の構えを見せる」
・178p「袖口から飛び出した扇子形のCAD」「何か輪のような物が横合いから飛んできてCADにぶつかった」「CADを落とすことはしなかった」
・このチャクラムみたいな武器持ちはコミカライズには出てきません。
・179p「砲弾が道路の向こう側から飛んでくる。」
・「幹比古は風の塊を飛ばして砲弾を迎え撃った」
・「砲弾が空中で停止する、と見た瞬間、砲弾の中から網が広がり……八角形の網の八つの頂点では、超小型のロケットモーターが火を噴いて相殺された運動エネルギーを補っていた」
アニメでは七角形、頂点にモーターはついてないみたいですね。
コミカライズも七角形ですが、モーターが中央についています。
・179p「空中で待ち受ける人影」「迫りくる円環状の投擲武器」
アニメでは円環状の投擲武器ではなく砲弾になってますね。コミカライズは跳躍していない。
・比較
・ここの砲弾撃ちへの雷童子はアニオリ。
・レオの戦闘の細かい描写は原作にないので、ここアニオリ。
両腕で棍棒弾くところと、膝蹴りすることめっちゃかっこいい。
・エリカの戦闘シーンもカッコいい。クルッと一回転するとこ好き。
切りつけたところがボワッとなるのはコミカライズ参考かな?
・ここのフワッと距離取る動き好き。
・Aパートでの薬物の説明カットでしたが、説明しなくてもわかる仕草ですよね。コミカライズが偉大過ぎる。
・クレーンで3人回収器用ですよね。かなりシュールw
原作には飛行船に魔法は使われいないそうですが、この世界の非魔法最新型の光学迷彩すごいですね。夜空が透けて見える飛行船の作画すごい面白い。
・比較
・ここの「冷蔵庫」は魔法師を低温麻酔で冬眠状態にして無力化しておく私設のことです。
・原作ではこの後に九島閣下が、七草弘一がパラサイトを狙っていることと、その謀略を阻止するために匿名で四葉に情報を流す話があるがカット。ここがBパートのバランス大佐と亜夜子の会話につながります。
・あと深雪さんが雫に影響されてネグリジェを着たり、魔法は妖魔が由来かと不安に思ったり、眠れるまで達也にそばにいてもらうシーンがあるがカット。最後のはEDに出てるやつですね。
Bパート
2096年2月17日(金)
・アニメでは達也の表情見えなくて怖いですねw
・エリカのポニテがピョコピョコするのかわいい。三者三葉で動きが丁寧なんですよねここ。「どう達也に話すか…」と互いの顔を見合わせてるときは動きがバラバラなんだけど、達也が話し始めたらビクっと動きがシンクロするの面白いw
なんだかいつもより彩度が高いというか…ちょっと色合い違いますよね。朝だから?
・面白装備wwww
・原作曰く達也はエリカ達を慰めるためにこの発言をしたらしいが顔が悪すぎるwwwww人を慰めてる顔ではないwwww
・「お兄様がいないとクラスメイト達は後手に回ってダメ」みたいな感想を見かけたのですが、防諜第三課が飛行船や薬物など奇想天外な武器を所持していたことからもわかるように、用意周到で変則的な敵だったために後れをとっただけで、エリカ達が弱いわけでは決してないのです。セリフにもありましたが戦闘への予算が違いますし、隠密行動故大掛かりな武器を持ち込めませんでしたし。
・比較。服装はコミカライズ。
原作にはヴィジホンで通話とありますが、アニメは電話機というよりタブレットですね。コミカライズはPC。
今回の亜夜子ちゃんも顔と声が良すぎる。
・説明せずともリーナにメールを送ろうとしているのが一目でわかる。コミカライズみたいにシリウス少佐に連絡しよう…みたいなモノローグ入ってなくて良かった…。
・比較。かわいい
・あざとい…動きがあざとい…
原作いわく「肩を竦めようとして途中で中断したような仕草」
・原作では達也と真由美は向かい合わせで座っていますが、アニメは達也は立っていて真由美は生徒会長の椅子に座ってますね。もう生徒会長ではないのに。コミカライズは二人とも立っています。
・モブまで顔が良い…
・「パラサイトを利用したことが世間にバレて、そのせいで」の「そのせいで」の言い方がめっちゃ好き
・210p「声と口調は呆れ交じりのものだったが、瞳に揺れる光は、そのセリフが単なる憎まれ口にとどまるものではないと物語っていた。」
アニメで真由美さんにこの顔をさせたスタッフに拍手喝采を送りたい。普段穏やかで可愛い女の子でも、七草真由美は十師族・七草の長女。こういう怖いところが垣間見えるのは解釈一致。
コミカライズの穏やかな会話も好きですけどね。ここはアニメのほうが良い解釈をしていると思います。
アニメではカットされましたが、原作ではこの後に達也の父が後妻のマンションに入りびたりなのを聞いて動揺するかわいいシーンが清涼剤として入っています。
2096年2月18日(土)
・原作212p「防諜第三課のスパイ収容施設が襲撃されて、捕まっていたパラサイトが殺された」
アニメは原作より丁寧で、コミカライズより堅苦しいですね。というかコミカライズ版の誤字に今気が付いた。「ようよ」
・突然の達也のシャワーシーンで草。女性ファンに向けたものでしょうか…?
深雪さんにすぐメールのことを知らせなかったのは、深雪さんに伝えるかどうか迷っていたからですね。
にしても達也の身体の傷少ないですね…クラスメイトが引くくらい傷だらけな設定なんですが…。
・コミカライズでは兄妹は座っていますが、アニメでは深雪さんは立っていますね。原作に深雪さんが達也の両肩に手を置く描写があるので、多分深雪さんは最初から立っているのが正解かなと。
深雪さんの立ち姿が美しい。肌の白さが顕著。
・原作には扉には複雑な文様がびっしり書かれているとありますが、アニメは倣ってないですね。
ナイフで切る動作4回。原作通り。
・吐く息が白い。例の「冷蔵庫」ですね。
・ここの達也のつぶやきはアニオリ。コミカライズより表情が豊か。
・よく見ると深雪さん震えてますね。細かい。
・比較
・アニメの、兄にそっと伺うような仕草が良き
・比較
・ここのセリフは原作には無い
コミカライズ「大丈夫だ。対策はしてある」
アニメ「大丈夫だ深雪。この部屋にはマイクもカメラもない。向こうが一方的にしゃべっているだけで、こちらを探るすべはない」
アニメのセリフのほうが原作寄りで、より丁寧ですね。
・原作では深雪の手は達也の両肩に置かれていますが、アニメとコミカライズは右肩ですね。深雪の手に達也が手を添えるのはコミカライズ参考。
・原作のレイモンドの「単刀直入に言おう。ああ良い言葉だね、これ」の単刀直入感のないセリフがコミカルで好き
・「何故か彼女は知っていた」
九島が匿名で四葉に「七草(第三課)がパラサイトを捕獲した」と情報を流し、四葉が亜夜子を使ってUSNA軍(バランス大佐からリーナへ)に情報を流していた。それがレイモンドがUSNA軍に情報提供する前だった。という話。
コミカライズより深雪さんがおびえている感ありますね。
・比較
・223p「レイモンドはパイプを軽く振り回すようなパントマイムを見せた」
・「検索履歴が残ってしまう」のあたりでキーボードとそこにレイモンドの顔を映す演出が良い。
・検索履歴の話、フギンとムニンの単語はカットしてましたね。分かりやすくするためでしょう。
「フリズスキャルヴ」は北欧神話のオーディンの椅子で、全世界を視界に映すことができるもの。「フギンとムニン」はオーディンに付き添うワタリガラス、「フギン」は思考、「ムニン」は記憶を意味する。
・ここでブランシュと無頭竜の話とつながるの気持ちいいですよね。マテリアルバーストの件といい、わりと魔法科の苦難は達也の自業自得にも見える。
・比較。声が付くと胡散臭さ増しますねw
・224p「達也は実際に噴き出していた」とありますが、アニメはめちゃくちゃ小馬鹿にした表情になってますねw
・比較
・コミカライズよりもよく動いて胡散臭い感じが出てて良いですね。レイモンドのくせに顔が良い。あと中の人の河西さんピッタリですよね。
・226p「深雪が詰めていた息を一気に吐き出したようだ」
まとめ
★★★★★
・ 5話に匹敵する出来の良い回。アクション、構図、作画、音楽、どれも良き。
・Aパートでアクション、Bパートで解説で分けられているのが助かる。
・エリカと真由美さんの顔の描き方がとても良い。とくに真由美さんの「怖いこというのね」のお顔。
・ただコミカライズの真似をしているわけではないのがセリフの比較から分かる。セリフも原作そのままではなく分かりやすいように改変をしているのもいい。
深雪さんまとめ
魔法科アニメ2期8話感想
脚本:中本宗応(ライトワークス)
絵コンテ:清水 聡
演出:佐々木達也
総作画監督:豆塚 隆
原作11巻70p~156pまで
アバン
・2096年2月16日(木)
アニメ「本日未明、房総半島沖でUSNA海軍所属の小型艦船が防衛海軍に保護されました。この艦船は機関トラブルによって漂流していたとみられていますが、USNA東京大使館の高級武官が乗り込んでいたことから、防衛海軍ではUSNA軍に事実関係を…」
コミカライズを真似て、地の文をアナウンサーにニュースとして読ませる形に変更されていて分かりやすくなってますね。原作では「千葉県沖」表記でしたがアニメでは「房総半島」に。あと高級武官が乗っていたのは原作では伏せられています。
・11巻71p「自分の言葉を疑う様子もなく頷く妹の無垢な姿を見ていると、自分の汚れ切った心まで洗われていくような気がする」
アニメでは頷いていない。かわりに深雪さんに「なるほど、そうなのですね」のセリフを追加している。
・「自分の汚れ切った心まで洗われていくような気がする」を、「目を細めて穏やかに妹を見つめる」という形で表現してますね。深雪さんと話している時の声は穏やかで、モノローグで考え事している時の声は冷たい、この差が良い。
・兄妹の服装はコミカライズから。達也は朝の修行後なのでこの格好。
アニメ「それでは着替えてまいりますね」
コミカライズ「学校へ行く支度をしてきますね」
原作ではセリフはない。
・ここの服装は7話のものですね。コミカライズはそのまま。
原作では真夜から連絡があったのは朝なんですが、アニメのこれは昨晩連絡が来たと解釈するべきか?部屋も暗いし服装も昨夜のものだし。
・睫毛ポイント
・ここは3話のカットされた深雪さんのモノローグシーンのコミカライズの一枚絵を真似たものと思われ。
コミカライズでは「深雪が達也を縛っている」意味での鎖だったが、アニメでは「四葉が深雪を縛っている」表現になってますね。
・比較。微妙に下着のデザインが違う。
ここカットすると思ってました。なぜここカットしないのに3話のモノローグはカットしたのか?達也の役の立ちたいって意味のある3話のモノローグのほうが重要な気がするんですが。
Aパート
・原作ではピクシーに制服を着せて実験棟の空き教室に連れていますが、アニメではロボ研のガレージ内みたいですね。
・「いき」は「息」ではなく「生気」。原作に倣って「いき」読みしてますね。コミカライズでは「せいき」読みしてます。「せいき」のほうが伝わりやすかったんじゃないかなあと思う。「息」と思った視聴者が大半だろう。
パラサイトの数についてカットされてますね。
・原作ではピクシーは仲間との接続が切れていて感知できない(相手が活性化すれば感知可能)ことになっているが、アニメでは「仲間が自分を探している思念波」は感じ取れる形に変更になっている。
ピクシーに宿ったパラサイトはロボットの体、非生命体に宿ったので、生物の本能「生き延び、数を増やす」という欲求が生まれないんですね。それが他のパラサイトたちの目的に沿わない異端な存在なわけで、狙われる可能性が高いと…その辺「仲間が自分を探している思念波を感じる」にまとめた感じかな?
・原作ではこの後にエリカが「達也が四葉の関係者」であると気が付いてしまうシーンがありましたがカット。修次のシーンを丸々カットしてたので予想はしてましたがやっぱりカットされましたねえ。パラサイトに関係ないからだろうか。
。96p「放射状に配置された九台のベッド」
・横たわっているのは全員男、原作通り
・謎ダンス。なんなんでしょうねこれ。何なんでしょう。
・「欠けている一人」で起き上がっていない個体を映すのはコミカライズに似せてますね。分かりやすくて良い。本来この体にピクシーのパラサイトが入る予定だったんですね。
・原作ではこのシーンのあとに達也と葉山の通信があったがカット。七話で達也を監視していたUSNA軍とは別組織、第三課(国防軍情報部防諜第三課)がパラサイトを狙っているので気をつけろ、と忠告される話。
・バッグを置く音で場面転換するの面白いですね。謎ダンスシーンの足音と繋げているんでしょうか?
・原作では「上半身は肌色のレオタードを着た女性」とありますが、アニメは結構メカっぽく描いてますね。
・青いオーラ、やっぱり浮いて見えるのでやめて欲しかったですね…。
深雪さんの演出はもうちょっと控えめで良いと思うんだよなあ…「静」のヒロインなので…
・原作では深雪さんが達也に後ろを向かせてますが、アニメでは達也単体で後ろ向いてますね。
ちなみに達也たちが胸元に付けているのは夜間構内許可証です。
深雪:ハーフコートにストレッチパンツ、ロングブーツ(105p)
ほのか:上半身はハーフコート。コートの下に見えるのはタートルネックのセーター。ただしボトムは丈の長いストレッチパンツではなくミニのキュロットに厚手のレギンスを組み合わせていた。キュロットはハーフコートの裾にちょうど隠れる長さなので、少し見ただけではレギンスの下に何も来ていないようにも見える。(117p)
ピクシー:襟を立てるタイプのオーバージャケットの下に、伸縮性の高いセーター、ヒップラインを隠す三段フリル付きの膝上丈スカート(109p)
・ほのかは制服で来ていたので、一度自宅に帰って着替えるシーンがありましたがカット。
・比較
・原作では胸をたたいていますが、アニメはガッツポーズ?コミカライズに倣ってますね。
・今回の作戦は事前にエリカと幹比古にサポートを依頼していることが地の分で書かれていますが、アニメでは「レオとエリカ、幹比古にも行き先をしらせておくとするか」とセリフにしている。何気にレオの名前が追加されてますね。良き。
Bパート
・エリカが修次と会話、ここもカットされてますね。もしや二期には一切修次を出さないおつもりで…?
原作ではエリカは自室にいますが、アニメでは道場にいますね。
・エリカのスマホは赤
・ここのエリカの話し方めっちゃカッコいい。内山さん、エリカでこういう演技できたのか…こういうのずっと欲しかった…何回も聞いちゃう…
・大佐が妙にエロい…
バランス大佐のシーンとと第三課のシーン入れ替えてますね。原作では第三課のシーンが先に来ます。
・バランス大佐が容姿や学歴よりも個人戦闘力で選んだ、信頼をおける部下。名前なんて言うんでしょうね?EDのクレジットに声優の表記すらない。
原作8巻読んでない人には今回のお話は分かりにくそうだ…。もし日本政府を裏切りテロリストとなれば、四回目の世界大戦の引き金を引くことになる…と世界中から恐れられる一族が四葉です。
この畏怖を利用してわざと四つ葉に似せた名前を付ける企業もあるとかないとか。
・亜夜子ちゃんアニメ初登場。かわいい。声優はロストゼロと同じ、内田真礼さん。
原作ではドアホンのモニターから亜夜子を確認してましたが、アニメではカットしてそのまま入室してますね。尺短縮。
服装は原作では「クラシックなドレス姿」とありますが、アニメでは原作に合わせてゴシックロリータ調。
「お目にかかれて光栄ですわ。ミズ・バランス」の言い方めっちゃ好き。
「お忙しい中、お時間をいただきありがとうございます」はアニオリですね。
・原作では亜夜子はバランスを「ミズ」呼びしていますが、アニメでは「大佐」呼びになってますね。「大佐」と呼ばないのは「USNA軍」でも「スターズ」でもなく「ヴァージニア・バランス」個人に交渉に来たからそれを強調するためだと思ってたんですが…。
原作の「バランス大佐は、美しい少女の容姿(かたち)をした悪魔の差し出す契約書に、サインをすることを決意した」(130p)ってとこ好き。
あとバランス大佐の返事、コミカライズは「いいでしょう」で、アニメは「いいだろう」で違ってますね。原作にはセリフはない。
・コミカライズでは亜夜子の顔に前髪の陰がかかって妖しい雰囲気ですが、アニメでは光源のあるほう(明るいほう)に亜夜子が座っていて、有利なのは亜夜子のほうだと見た目てきにも分かりやすくなってる印象出てますね。構図はコミカライズと同じですが、遠近感が増してる…といえばいいのか?見映えが増してますね。レイアウトが上手い。
・こう並べると真夜さまに似てますね。
・国防軍情報部防諜第三課。7話で達也を監視していた一派の一つの関係者で、リーナのバックアップチーム(車に乗っていたほう)を連れ去った連中(艦船のほうは四葉)で、七草家の仲間です。七草家は第三課を使って達也を監視し、パラサイトを捕獲しようとしています。この辺もうちょい説明あったほうがよかったような?
・「妹を連れてデートとは変わった趣味だな」
このセリフ採用されてて草不可避。でもいいチョイスだと思います。原作曰くこの諜報員たちは高校生が監視対象なので、ちょっと気が緩んでるそうで、この冗談っぽいセリフが気の抜き加減をうまく表現してるんじゃないかなと思うのです。
・第三課のシーンと達也が監視に気が付くシーンは別シーンなのだが、アニメはつなげて一つにしてますね。上手い。
・コミカライズと諜報員の人数は同じですが、いる場所がちがいますね。原作には四人と記述はありますが、いる場所の記述はありません。
・「この気配は…防諜第三課だな」
原作ではここの監視が第三課なのか気が付いている描写はありませんでしたが…分かりやすくする配慮ですかね。
・持ってる端末は魔法を探知するもの
・比較。かわいい。
・ほのかが使ったのは洗脳用魔法「邪眼(イビルアイ)」。1期で出た敵組織のリーダー・司一も使っていた魔法ですが、スピードも制度もほのかのほうがはるかに上です。
暗示内容が「眠らせる」だけだったので達也は阻止しませんでしたが、洗脳魔法を使うことは懲役刑は免れないレベルで危ないこと…原作では達也はほのかを連れてくるべきではなかったと後悔しています。気が付かず喜んでるほのかよ…。
・七草と千葉の依頼で、魔法の無断使用の罰をもみ消すために、監視システムにデータが残らないよう処理しています。今までは真由美さんが担当していましたが受験生なので藤林さんが代役をしています。
・光のエレメンツの血統の話がその後のピクシーのサイキックに繋がる…というのを意図してここカットしなかったんですかね?
・141p「深雪が情報端末のCADを構えて背中合わせに立ち、左手に巻いたブレスレット形態のCADに右手を添えたほのかが、達也の隣で前と後ろを交互に見ている。
おもったよりオーバーリアクションでちょっと笑ってしまいました。もうちょっと控えめでいいのに…
・ここのマルテの表情変化、眉がぴくッと動いて目を少しだけ細めることで「気いらない」ことを表現してるよくあるやつなんだけど、こういうのを深雪さんにも使って欲しかったなってのを1期の頃何度も思ってたのを思い出したので一応書いておく。
具体的に言うと1期2話、服部が達也を無視して深雪さんにだけ挨拶をするのを見て、深雪さんがムッとするときのこの顔です。淑女である深雪さんが上級生を前に分かりやすく不快感を出すのは子供っぽくて解釈違いだったんです。8話のマルテのような、静かに怒っているのが理想だったんです。
・ほのかはともかく、深雪さんはもう少し静謐な顔つきと佇まいにできなかったものか…
・比較
・マルテがのたうち回るシーン、めっちゃ痛そう。足バタバタするの分かる。
・比較
・服を凍らせて、そのあとに相手の領域干渉で抑え込んでいるんですが、アニメは分かりやすいように凍らせてますね。領域干渉が弱まった時も氷が解けるような表現をしています。コミカライズを参考にしたのかな。
・原作「足手まといには、決してならない」
コミカライズ「足手まといには、決してならない」
アニメ「私だって達也さんの力になりたい」
・コミカライズと戦ってる相手が逆になってますね。
・やっぱりパラサイト関連の会話は極力カットしない方針なんですね。
まとめ
★★☆☆☆
・レイアウトが良い。構成と尺短縮も上手い。しか修次関連全カットは残念でならない。
・深雪さんが淑女っぽくない。コミカライズを意識したせいかオーバーリアクションすぎる場面がところどころ…
・亜夜子ちゃんのシーンがすごくいい。
丁寧な作りだったと思うが、なんだろこう…やっぱり解釈違いだったんだろうな…深雪さんが…
深雪さんまとめ