個人的美少女らしくみえる美少女の描き方のメモ
二次元の美少女を美少女(美人)らしく見せるにはどうすればいいのかの考えのメモ記事。
個人的理想に基づくのでこれが正解では勿論ありません。人それぞれ。
まず大事なのは
①美少女らしく見えるような描き分けがあること
②美少女らしく見えるような演出があるとこ
③描く本人に美少女らしく描こうとする情熱ややる気があること
だと思う。とくに三番目はかなり重要。
①美少女らしく見えるような描き分けについてあれこれ
美人は小顔である。
小顔に見えるようにするにはまず輪郭をホームベース系ではなく逆三角形系にするといいように思う。
顔のパーツは顔の中心から離れすぎないようにする。目やクチが離れると顔が大きく見えやすい。逆に中心に寄せすぎても顔が大きく見えがち。近すぎず離れすぎず、バランスが難しいところ。
首は細めに&長めに描くと小顔に見えやすい。
頭の上辺り(前髪とか髪の毛)にボリュームを持たせて顔を小さく見せる手もある。
他、もみあげや前髪(横髪?)などで輪郭を隠したり、逆に輪郭を隠さずに輪郭ともみあげ(横髪?)の間に広く空間を作る手もある。
図のピンクの部分を広めに意識すると小顔に見えやすい。(つまりロングヘアと美人は相性が良い)
顔パーツのバランスは、生え際~眉毛と眉毛~鼻下と鼻下~アゴの比がだいたい1:1:1になるように、鼻下~アゴの比がだいたい1:2になるようにすると綺麗に見えるらしい。
横顔は唇を省略せず、Eラインを出す。
美人は瞳が大きい。
大きくかつ美人っぽく目を描くにはどうするか。
リアルと同じように睫毛のライン(アイライン)が太いと瞳が大きく見える。あとマブタがあるとより美人に見えやすい。
睫毛は美人の絶対条件である。いくら美人設定を盛ろうとも睫毛描写の無い美人キャラは美人ではない。
あまり二次元では意識されないぶん下睫毛も大変美人描写に貢献してくれる。
ただし睫毛は盛りすぎるとケバくなるのでバランスが難しいところ。
二次元の女性はだいたい瞳が大きいので、大きさではなく瞳の描き方で他とはちょっと違うことをアピールする手もある。
二次元の女性は大体童顔であることが多いので、大人っぽく描くことで美人度を増量させることが出来る。
大人っぽく見せるにはアイラインと瞳の距離を離さないようにしたり(瞳上部とアイラインが被ってたほうが大人びて見えやすい。二次元ではたれ目系より、アイラインが被りやすいツリ目系やジト目系のほうが美人に見えやすい傾向にあると思う)、
目を縦長ではなく横長にしたり。
伏せ目がちにすると美人に見えやすいが眠そうにも見えやすいので注意が必要。
眉について
眉の位置は目に近いほうが、長さは長いほうがより美人に見えやすい。
眉の長さと目のバランスは逆三角形を意識すると良いらしい。
美人はクチが小さい
クチの位置は鼻に近いほうが良い。
大きさは小さく、鼻の下あたりにちょこっとあるほうが上品に見えると思う。
下唇のラインを入れたりトーンなどで色をいれることでさらに美人度が増す。
鼻について
リアルでは鼻は小さくて高いほうが美人らしく見えるらしい。二次元では鼻をリアルに描くと不細工に見えやすいので、短い線で描写されることがほとんど。
美人との差別化のために短い線のみでなく鼻筋をスラッとなるように意識すると美人に見えやすくなる。
顔の中心に小さくちょこっとスラッとあるのが良い。
美人は美髪
美人の髪は美しいもの。
しかし二次元で美しい髪を表現するのは難しいので、できるだけ細やかに描写してサラサラ感を出す。
「さら」「ふわ」などの効果音を入れて髪が綺麗なのをアピールしたり、髪を耳にかけたりいじる仕草で髪に注目させる手もある。あとシャンプーのcmのオファーがくるとか。
美人は手と指が長くて細め
指と手首は長めに細めに(指が短いと子供っぽくなってしまう)、
指の間はあまり大きく広げない。指先を揃えるようにする。
仕草などが上品だと美人に見えやすい傾向にあると思うので出来るだけ上品に見えるように意識。
物を持つときは指先で、親指と中指でつまむようすると上品に見えやすい。
背筋はまっすぐにして横から見たときS字になるようにし、猫背にならないようにする。脇はなるべく締めているほうが上品に見えやすい。
美人は脚が細く長い
脚の長さは胴体の長さ以上あってもいいと思う。腰の位置が高いことを意識。
股下から膝までの長さより、膝から踵までの長さが長いほうが美脚に見えやすいと思う。
美人は発光する
マブい
②美少女らしく見えるような演出についてあれこれ
①と微妙に内容がかぶるとこあり。
演出とかかっこいいこと書いてるけど、ようはデザインだけでなく他の描写でも美形に見えるようにして説得力を持たせようということ。
美人に見えやすいようにデザインして見ている側に(主観的に)美人だと思ってもらうのも大事だが、それだと見ている側の好みに左右され美人だと思ってもらえない可能性がある。作品内ではどういう扱いなのかを描くことで客観的にもこのキャラは美人なんだなと思ってもらおうという試み。
この辺のことは水星さん(id:mercury-c) さんが良い記事を書いてらしてるので読んでいただきたい(この記事が優秀すぎて書くことなくなる…)
「美少女キャラ表現」の必要性 - 水星さん家 http://mercury-c.hateblo.jp/entry/2015/03/13/231433
他キャラにいかに美人か解説してもらう
作中のキャラにどう美人に見えているのかキチンと描くと美人描写に説得力が増す。
登場するたびにモブが見とれたり振り返ったりしたり、「美人だ」とか「綺麗」とか言わせたりする。(あんまりひつこくこれをやるとわざとらしくなるのでバランスが難しい)
微笑むだけで同姓すらドキドキさせたり。
見ているだけで幸福感につつまれたり
入室すると騒がしかった場所が静かになるとか
美しいので生身の人間に見られず人形と勘違いされたりとか
あまりの美しさに花や光を幻視してもおかしくない。
キラキラエフェクトや背景に花を咲かせたりすることは基本。(たぶんこれはやりすぎてもそんなにくどくならないかなと思う)
他に文化祭などの行事でモデルに選ばれたり(なったらクラスの生徒が覗きに来る)、街を歩くとモデルなどのスカウトがきたり、性別問わず毎日のようにファンレターやラブレターをもらったり、写真が裏で高値で取引されてたり、美人だからこそのエピソードがあると効果的。
あとは本名呼び出来ない人が多かったりとか、「高嶺の花」「女神」「美人さん」「天使」みたいなあだ名がついてたりとか、体育の授業などで外にいると他クラスの生徒が覗いて授業妨害になったりとか…。
③描く本人に美少女らしく描こうとする情熱ややる気があること
そのまま。これが一番重要(二度目)
このメモは美少女を美少女らしく見えるようにはどう表現すればよいのかというもので、そのために他キャラをブサイクにしようとか手を抜こう(モブは除く)というものではありません。