魔法科アニメ2期7話感想
サムネ用
脚本:中本宗応(ライトワークス)
絵コンテ:清水 聡
演出:三宅和男
演出助手:羽進 凱
総作画監督:石田可奈
作画監督:橋本明日美、島田英明、古林杏子、柳瀬譲二、黒川あゆみ、紺野美喜
原作10巻252p~11巻69pまで
アバン
・コートのポケットに入ってるのはチョコ?しかし箱の色もリボンの色も違いますね…。
・リーナとバランス大佐の会話は、原作では深雪さんのチョコディナーの前にあります。先週をバレンタインで固めるための入れ替えでしょう。
・コミカライズでは二人とも行儀よく座っていますが、アニメではバランス大佐がセクシーに立っている。
リーナの姿勢が良くて良き。
・ポーズも胸元もセクシー…エロい…アバンから誘惑してくる…
・静脈認識?達也のサードアイ(マテリアルバースト撃つCAD)の箱の解除も真田さんがやっていたので、いくら戦略級魔法師でも個人の判断で強力魔法のCADは使えないようにしてるんでしょうね。
・ただの棒みたいなデザインだったブリオネイクのデザインがリファインされてる。かっこいい。原作挿絵では白っぽかったけどアニメは黒くなってて装飾が増えてますね。すごく良い。
・原作ではここでリーナが達也にシンパシィを寄せてるのではないかと指摘されるシーンがあったがカット。
・達也を殺さねばならないかもしれないことに胸を痛めるリーナ…感情を押し殺したような日笠さんの「イエス・マム」の演技が良い…。
Aパート
・2096年2月15日(水)
・ロボ研のロボのアップを見る日が来るとは思わなんだ
・カットされてますが、ピクシーが笑っていたことは魔法科高校内で噂になっていて、人だかりができています。あと服部先輩もこの場にいました。
・比較。アニメは背後に人だかりがない。
・ピクシーとの会話パート、全体的に構図が良い。見ていて楽しかった。
・電子頭脳にはサイオンを放出する機能はないので訝しんでるんですね。
・なぜ達也がここに呼ばれたのか理由がカットされてますね。五十里先輩が校内で最もCADソフトウェアに詳しい人材は達也だから、九校戦のときのような電子金蚕のようなものがピクシーに紛れていたら達也ならわかる…と判断したからです。
・こういうとこも作画の手を抜いてないの良いよね。青からマゼンタっぽい色に変わって不安を煽ってきてる。映像になるとすごく不気味。
・比較
この青いオーラ、コミカライズを真似たのかな?「真後ろからブリザードじみた冷たい怒気」と原作にあるから魔法発動させてる?やめて欲しかった。
・ここの深雪さんの怒り方好みではない。うんうん言ってるほのかがかわいい。
・10巻267p「両手で口元を押さえた後、シュンと萎れて己が非を詫びた。ただ、落ち込んでいるように見えて、微妙に嬉しそうでもあった」
よく見ると口元が笑っていますね。
・比較
・原作ではピクシーは名残惜しそうに離れたとありますが、アニメでは名残惜しそうな顔をさせてませんね。代わりに達也から視線を外していない。怖い。
・比較
・魔法科制服の胸ポケットが活躍する貴重なシーン。
校内ではCADを持ち歩けないので呪符を使っています。
・ここで二人が目を合わせて頷くのアニオリ。最高。好き。
・美月の眼の色が金色なの良いですよねえ。異能って感じで。
・比較。
虫の羽音のようなBGMとピクシーの妖しい笑顔と、原作には無かった周囲の反応でかなり不気味な感じになってますね。良い。
ここさりげなく五十里先輩が花音を庇う体勢になってるんですね。
・ほんと構図が良い
・比較
・かわいい。コミカライズよりオーバーリアクション
・動きが細かい。かわいい。何回も見ちゃう。
・深雪さんがさりげなくほのかを気遣ってるシーン多くてとても嬉しい。ほのかは恋のライバルだけど、同じ達也を好きな身としては共感できるものがあるんだろうな…。
・比較
・かわいい
・ここのレオとエリカの反応はコミカライズからですね。セリフも一緒。
・ここ深雪さんの姿勢が良くて良い。2期はちゃんと深雪さんの姿勢の良さを意識してるのが分かりますね。ありがてえ
・ここの「憶えていないくらい多数ということか?」の言い方、音声だとちょっと怒ってる感じになっててすごく良い…妹だけでなく仲間にまで危害を及ぼされてるんだからそりゃいくら達也でも怒る。
・比較
・原作では達也は振り返ってほのかのほうをチラッと見ていますが、アニメでは完全スルーで面白いですね。
ここでほのかが崩れおちるのはコミカライズから、そこからエリカが頭を撫でて慰めるのはアニオリ。
・比較
・ここ一瞬泣きそうな顔をするんですよね…ズルい表現だ…。
「宿主」を「やどぬし」じゃなくて「しゅくしゅ」と読むのに違和感があったんですが、調べたら「しゅくしゅ」と読むのが学術的に正式らしいです。
・ピクシーとの会話シーン、結構がっつりやっててびっくりしました。2期はパラサイト関連の話は極力カットしない方針なのかもしれない。
・ピクシーの会話シーン、原作読んでる時は「パラサイトがピクシーに宿ったんだ~へ~挿絵がずいぶんコミカルだなぁ」くらいの淡々とした印象だったが、アニメは意思無き人形が意地を持ってニコニコする不気味さと、表情を変えるなと言われて一瞬悲しそうな顔をするような情に訴えてくる表現したりBGMと声優の演技と相まって、すごく鮮やかになった感じがする。アニメ化の良さってこういうとこだよね。
・コミューターのデザインはコミカライズから。
・原作ではここでパラサイトを持ち帰らないのか話すシーンがありますがカット。
・深雪さんの格好はコミカライズからですが、コミカライズは黒っぽかったのに対してアニメは配色を白に変えてますね。タートルネックに色トレスが入っていて柔らかな雰囲気に。深雪さんは白がめちゃくちゃにあいますね…。原作には「よそ行きに着飾った華やかな衣装」とありますが、この純白の衣装もお嬢様感があって良い。
しかし表でノースリーブなのはいかがなものか…(真冬だし)。
あと深雪さんの姿勢がよろしい。
・282p「瀟洒な洋館」
微妙にコミカライズとデザイン違いますね。
・すごくオシャレ。2期の美術デザインはクオリティが高い。
・原作通り五人
・ここで七草の監視の情報出したのはアニオリ。良い改変。
・君は6話の有能オペレーターくん!
・原作では店の外で戦っているんですが、アニメでは店内で他戦ってますね。監視を意識して目立ったことは控えるべきなんですが…
それはそれとしてここのBGMめちゃくちゃカッコいいですね。あと敵の動きが妙にぬるぬるw
・原作と違って店内で戦っていることになったので、外に出るのに窓ガラスを分解して、外に出て窓ガラスを律儀に再成するシーンが追加されて笑ってしまった。
原作に分解の魔法を何回も見せたくないって書いてあるのに再成まで使っちゃってるのはまずいのでは…?
・フラッシュキャストによる振動系魔法の掌底。
・296p「彼は即座に、横へ跳んだ」
・原作では背後に回ってますが、アニメではそのまま正面から攻撃してますね。
・比較
・297p「さらに後方へ跳躍して距離をとり、懐のCADに手を伸ばす」
分解をあまり見せたくないとあるのに部分分解使ってますね…ガバガバやな。
・ここの達也の動きカッコいい
・初撃のヘヴィメタルバーストを受けたのは千葉修次なんですが、まさかの次兄上全カット。ここカットして大丈夫なんですかね?のちのエリカの四葉バレもカットするおつもりで??
・ヘヴィメタが建物に当たらず止まるのは原作通り。細かいですね。
Bパート
・リーナとの戦いの前にほのかと雫の電話シーンがあるんですけど、アニメではカット。EDで該当部分があったからカットされるのかと不安だったんですが、予感が的中してしまった。嬉しくない。
・比較
あ~リーナの顔が綺麗…
・11巻36p「二重螺旋のサイオン光」
ヘヴィメタの起動カッコいい。
原作いわくかすめただけで腕が吹き飛んでる。ビームの速さは音速の100倍近いそうで…。強力ですね。
・ここの達也の着地何気に動きが良い。
・カッコいい。燃える葉が綺麗ですね。
・比較
・分かっていたけどFAE理論の話は全カットですね。達也が手放しで称賛するシーンすごく好きなんですが、パラサイトに関係ないから仕方ないか…
・比較
ここで達也が使ったのは雲散霧消(ミストディスパージョン)ですね。
エフェクト派手で良いですねえ。音も良い。吹き飛ばされるリーナの作画めっちゃ痛そう。
・ここの再成シーン面白い。
・両腕両脚に部分分解。
・原作では痛みでリーナはすぐに気絶していますが、アニメはちょっと意識が残ってて達也の軍人向いてないよ…って台詞聞いてますね。
・この戦い、リーナがもっと拡散するようにヘヴィメタを撃っていれば達也にもっと有効打を与えられていたし、生け垣を薙ぎ払うときもそのまま達也ごと攻撃することもできたし、投降するよう何度も説得しようとしなければ…
達也がただ強いから勝てたのではなく、リーナの優しさで命拾いしたところもあるのです。
・葉山との会話シーン。
原作ではリーナを倒したあとにリーナのバックアップチームの撃退に向っているがカット。ここの10回に限定した飛行魔法を使う戦闘シーン結構好きだったんですが…残念。
ここのセリフ改変上手いですね。最低限度のこしてるというか。七草がパラサイトを捕獲しようとしている云々は原作には無かった。
ここで葉山さんから護衛役なのに目立つ真似をしたことへの苦言を言われるシーンがカットされてますね。原作より分解使っちゃってるのに。
・ここでリーナを助けたのは、リーナへの同情ゆえだけではありません。世界に13人しかいないとされる戦略級魔法師を無暗に拘束したり殺したりすれば世界のパワーバランスに影響を及ぼしかねないからです。デメリットのほうが多い。
にしてもおっぱいでかい
・「すがりついてきた」と原作にありますが、肩に触る手つきが優しいですね。いくら再成で治るとはいえ痛みはあるので、気遣っているんでしょう。良い作画。
車に乗ってから気遣うのは原作通りです。往来での物騒な会話をさけるためですね。
・「におい」のあたりはカットされてましたね。原作では伝説の誤字「くさい」が見られますよ。
深雪さんの顔が綺麗…
・黒髪の動きと睫毛でニッコリ
・比較
ここ頭撫でるのアニオリ
ここの達也の歯の浮くようなセリフは、リーナに負けていた可能性があったかもしれない弱気さを深雪さんに見せないように強気に振舞った結果なんですよね。達也も完璧なわけではないんです。
・ここの陰のつけ方すごく好き。
・リーナが車で気が付くシーンと兄妹の会話シーンの順番を入れ替えてますね。あとリーナが家に帰って本部に連絡しようとするシーンともくっつけてる?
・車に誰もいなくなっていますが、連れ去ったのは達也ではなく七草の人たちです
・比較
・原作では通信機材は達也によってすべて壊されているので、リーナは徒歩で家に帰ってから本部に連絡してます。
だれもいない本部に延々と電話のコールが鳴っているシーンでヒキなので、すごくホラー感出てますね。今回は全体的にホラー要素多め。
まとめ
★★★★☆
・深雪さんの顔が良い。怒る仕草以外は欠点がない。ほのかの動きが細かくてかわいい。何気ない仕草にも凝ってる。全体的に作画が良い。
・Aパートの構図の上手さや表情の細かさ、Bパートの派手なエフェクト、BGMが良かった。
・改変してるゆえに今後に影響を及ぼしそうな不安要素が多かった。大丈夫かなあ。
今後の出し方で評価が揺れそう。
深雪さんまとめ
石田可奈さん作画監督のときの安定感よ…
85やったね